そのまま放っておくと命に関わる外耳道炎

めまい

 

外耳に起こる病気は主に「外耳道炎」と呼ばれているものです。これには「慢性型」と「急性型」の2種類があります。

 

 慢性型は耳かきなどによる小さな引っかき傷に侵入した細菌に感染して起こります。激しい痛みを感じるのがその大きな特徴であり、最近では、糖尿病や癌等を発症しているとかかりやすいこともわかってきています。

 

一方、海やプールに入った際、耳の中に細菌が繁殖している水が入ることで起こるのが急性型です。かゆみや耳閉塞感を伴います。

 

 

 外耳道炎はそのまま放っておくと、「悪性外耳道炎」という病気につながる恐れもあります。これは「緑膿菌」という細菌が感染することで起こる病気で耳が聞こえにくくなったり、耳だれが出てよりひどい痛みを感じるようになります。

 

最悪の場合には「髄膜炎」等のような命に関わる病気にまでつながる危険性がありますので、注意が必要です。もしも悪性外耳道炎にかかったら、すぐに専門の医師に診てもらい、手術を受ける必要があります。

主に低音の聞こえ方に影響を与える中耳の病気

中耳に起こる病気には「耳管狭窄症」「耳管解放症」「滲出性中耳炎」といったものがあります。

 

 耳管狭窄症は耳・鼻・喉の中の空気の換気をして耳の中の空気の圧力を外部の圧力と等しくする耳管というところが閉じたままの状態となって圧力が低くなり、鼓膜が緊張状態になることで起こる病気です。音の振動が伝わりにくくなったり低音が聞き取りにくくなります。主に鼻の粘膜に炎症が起きた時に生じます。

 

 

 耳管解放症は耳管狭窄症とは逆に耳管が開いたままの状態となることで起こる病気です。自分の声や他人の声が大きく反響しているように聞こえ、低音の耳鳴りに悩まされることがあります。無理なダイエットや自律神経の異常等によって起こります。

 

 

 滲出性中耳炎は鼓膜から分泌される「浸出液」という液体が耳の中で溜まることにより起こる病気で、難聴や耳閉塞感を伴います。風邪、アレルギー等にかかった時にかかりやすいとされています。

主にリンパと関わりがあり内耳の病気

内耳に起こる病気には「メニエール病」「外リンパ瘻」「突発性難聴」といったものがあります。

 

 メニエール病は内耳を満たす「内リンパ」という液体が増え過ぎることが原因で起こる病気です。耳鳴りとともに回転性の激しいめまいを生じ、発作を何度も繰り返します。この時、内耳はパンパンに膨らんだ状態になっています。

 

 これと少し似ているのが突発性難聴です。突然片方の耳に難聴と耳鳴りを感じるようになり、回転性の速いめまいや発作も伴います。ただし発作に関してはメニエール病が数回繰り返すのに対し、こちらは1回だけ起こるのみです。

 

 内耳を覆う薄い膜が破れ、「外リンパ」という液体が内耳に漏れ出てしまうことによって起こる病気が外リンパ瘻というもの。主にくしゃみや咳をした時や、鼻を強くかんだ時、重たいものを持ちあげた時、さらには飛行機に乗っている時等に生じやすいとされています。耳鳴り以外にも、めまい等を起こします。